Gravitational-wave special symposium
3 June, 2024

LISAとは

現在稼働しているLIGOなどの地上型重力波望遠鏡が観測可能な重力波は、恒星起源のブラックホールの連星合体など、比較的早い動きをする天体です。銀河中心にある超巨大なブラックホールから生じる重力波を観測するには、地面の振動などの低周波雑音が少ない宇宙空間に観測機を設置する必要があります。LISAは一辺が250万kmの正三角形の形をしたレーザー干渉計型望遠鏡です。3つの衛星が太陽の周りを公転します。LISAはヨーロッパのESAが主導するプロジェクトで、2035年の打ち上げを計画しています。2015年に打ち上げられたLISA Pathfinderが予想以上の成果を挙げることに成功し、2024年1月にはLISAがESAにより公式に承認されました。










© Somiya Laboratory, Tokyo Institute of Technology